第8回 5月28日(日)

リハーサル

6月に、西内小学校の2年生と3年生にブックトークを行う予定になっており、
28日は各グループでリハーサルをしました。
教室の戸をあけるところから、挨拶に始まり、担当する絵本の紹介、
終わりの挨拶まで、段取りや内容を確認しました。
まだぎこちない面がありますが、各自さらに練習を重ねることにしています。




5月28日に第4回情報検索レベルアップ研修を行いました。

午前:Word・Excel報告書作成のテクニック
    講師 図書館倶楽部)林ゆかり
午後:特許と特許検索
    講師 特許業務担当者 小林照幸

●Word・Excel報告書作成のテクニック
Wordを使用して、報告書の形式をととのえるテクニックの紹介と実習を行いました。
べた打ちした文章に見出しを設定し、目次を自動作成したり、
引用文献の登録・一覧の作成、
2軸複合グラフの作成とWordへの貼り付け、
最終版・PDF文書としての保存など、
報告書の体裁を簡単に整えられるテクニックを紹介し、
報告書の体裁を整える方法を演習しました。
普段の文書作成ではあまり使用しない機能ですが、
数ページの報告書を作成するときにはとても役に立つので、
ぜひ、使えるようになって欲しいと思います。

●特許と特許検索
講師に入念な準備をしていただき、
講義と実際に特許を検索する実習という2本立てで行う予定でしたが、
特許庁のデータベースが5月27日〜5月29日までメンテナンス期間で、
使用できない状態になっていました。
そのため、急遽、講義だけをお願いすることになりましたが、
実習がなくなった分、ゆっくりと質問や話をしていただける時間がとれ、
さまざまな角度から、特許にまつわる実際の話をたくさんしていただくことができ、
非情に興味深いものになりました。
内容は、
特許の取得・維持にはかなりのお金がかかること、
企業間では、特許に関する虚虚実実のかけひきが日常的に繰り広げられていること、
特許検索では、特許の内容だけでなく、
業界の動向や、企業の状態、今後の産業界の方向など、
分析の仕方でいろいろなことがわかる、ということ、
など、本当に多岐にわたり、新鮮で刺激的でした。
また、機会を設けて、
お話を聞いてみたいと思いました。

報告は以上です。

次回は、6月3日(金)に東京研修に行きます。
訪問予定は、
 東京都立中央図書館
 国立国会図書館
 千代田区千代田図書館
で、現在13名が参加予定です。

5月21日に、NPO法人上田図書館倶楽部の23年度総会を行い、
平成22年4月1〜23年3月31の間の、助成事業の報告をしました。
そのまとめは下記です。
http://ueda.zuku.jp/katudou/22jyosei-hokukoku.pdf

助成事業も7月までとなりました。
当初の目的を達成し、知識技術やノウハウを身に付け、
助成事業終了後に成果を引き継ぐように、しっかりと
活動に取り組んでいきたいと思います。

第12回サロントーク 平成23年5月14日(土)
350年の歴史を継ぐ女性杜氏 〜岡崎酒造㈱の岡崎美都里さん〜


ゲストは上田市の岡崎酒造㈱の岡崎美都里さんです。
岡崎酒造は徳川4代将軍家綱の時代、1665年に創業した老舗です。
そこの12代目の当主である美都里さんは杜氏でもあり、3人の蔵人と一緒に酒造りをします。

全国に1500人いる杜氏の中で女性は30人ほど、長野県では5人のみ。

杜氏になって11年、3人のお母さんでもある岡崎さんのトーク
「酒造りは子育てに似ている」と身近な話題から始まりました。
「手をかけただけお酒は応えてくれる。五感を研ぎ澄ましてお酒造りをしている」 
杜氏は酒造りの総指揮者で、「洗い」「精米屋」「釜屋」「船頭」「モト屋」「麹屋」「頭」と
呼び名が変わるほど、さまざまな仕事がある蔵人をリードしています。

また、日本酒の原料は米・米麹・酵素・水ですが米のできが毎年違うので、
うまく加工するのも杜氏の腕のみせどころだそうです。

辛党には聞き逃せない話が次から次へとあり、
日本酒の造り方、吟醸酒本醸造酒の違いなど、
プロジェクターを使いながらの分かりやすい説明に、
メモを取りながら聞き入っていました。

「全国に1570ある蔵は30年前の半分。
日本の伝統的な酒造りを継承していきたい」という岡崎さんのメッセージに
参加者からひときわ大きな拍手が送られました。