5月27日、第4回目の繭ホール・サロントークを開催しました。今回のゲストは信州大学大学院教授 上條正義さんです。
テーマは「感性価値あるモノつくり」 耳学問に熱心な20名ほどが集まりました。
上條さんの専門は感性工学・感性計測です。感性工学とは対話支援技術のこと。
個々人の感性を生かしながら、自分を伝え、相手を知る、それが人と人とのつながりを育んでいくという内容です。例えば、信州大学が行っている絵本プロジェクト。絵本を作る過程において、個人の感性を生かし、そこに価値を見出す。また、オンデマンドリメイク。客と対話しながら、ニーズに沿ったTシャツをデザインする など。
このような感性を大切にする理念は、着心地の良い下着やシャツの開発、車の操縦快適感の研究などにつながっています。
人と人とのかかわりは笑顔が媒体、イイ笑顔を作るには口角を上げるトレーニングが効果的、それが脳にも好影響を与えるというお話に、参加者一同笑顔で頷いていました。