1月のネット&カフェは25日。17名の参加があり、熱心に2時間演習に取り組まれました。

そもそもこのネット&カフェの誕生は・・・

平成16年に「暮らしとビジネス支援」をコンセプトのひとつに掲げた上田情報ライブラリーが開館しました。館内には市民の皆さんが使うことのできるパソコンが並び、新聞記事検索データベースが設置されていました。
市民協働をうたった上田情報ライブラリーでしたので、私は自分のIT知識や技術を図書館サービスに生かすことはできないものかと考えて、「あのぉ、何かお手伝いできることはないでしょうか」と申し出てみました。すると、「では、ライブラリーのパソコン、データベースコーナーでウロウロしていて、困っているような来館者がいたらサポートしてあげてもらえませんか」と言われました。で、私のウロウロつまりフロアワークが始まったのです。週一回、ネームプレートをつけてパソコンの周辺でウロウロしていると、パソコンの起動方法から始まって検索方法に至るまでいろいろな質問が出されました。
こんなに質問があるのなら、いっそ市民対象の「自分の力で情報探索」講座を開催したらどうかということになりました。講座をやるとなればもう少し人材が必要です。そこでPCインストラクターなど私の友人に声をかけたところ5名が集まってくれて、図書館倶楽部の中に情報サービス部会ができたのです。
そして部員と司書の方たちと一緒に講座で使うテキストを作りました。このテキストつくりが図書館としてのパソコン講座はどういうものであるか、という理念を共有するうえで役立ちました。テキストも順次作り直しつつパソコン講座を開くようになって4年目、ようやく定着してきた感があります。

この講座を始めたことで、情報サービス部会員や図書館職員の中に、もっと検索についてキチンと知りたいという声が出て、18、19年に情報検索基礎能力試験のための勉強会をしました。
http://ueda.zuku.jp/jyouhou/searcher/index.html
この勉強会は、22年度にも実施する予定です。

そして私は、逆に司書の仕事に興味を持ちe-ラーニングで司書資格を取得しました。情報ライブラリーが開館し「ちょこっとお手伝いしようか」程度の気持ちで行った図書館にドップリはまり、図書館で生涯学習、を実践している毎日です。