情報サービス部会って?

情報サービス部会は現在14名。打ち合わせや勉強会や飲み会で年に3、4回程度全員が集まる会議を開いていますが、日常の連絡はネット利用。メーリングリストで事務連絡を頻繁に取っている他、googleのドキュメントを利用して予定表や分担表を共有しています。
情報サービス部会では、上田情報ライブラリーでの情報検索講座(ネット&カフェ)や来館者に対する個別サポートのほか、上田市の公民館、創造館、マルチメディアセンターからの各種講座を受託しています。

◇例えばマルチメディアセンターのWordExcel塾は、毎週土曜日の9時30分から12時まで、参加者が自分のペースで演習問題集に取り組むスタイルの講座で、情報サービス部会員はそれを個別にサポートします。
OSがXP,VISTA。WordExcelのバージョンも2003、2007とありますから、今までも複雑だったのですが、セブンの登場でパソコンの個別サポートはさらに大変になるでしょう。でも、このWordExcel塾は、不況で解雇された方が次の職を見つけるためのスキルアップの場として、あるいは高齢者の方が初めてパソコンに挑戦する一歩として参加され、皆さん本当に熱心に演習問題集に取り組んでおられるので、サポーターも新しいパソコン操作のための研修会を開いて対応できるようにしていきます。


公民館や創造館で行う自治会役員の引継ぎ講座では、講師とアシスタントを派遣しますが、講座内容は委託側と協議しながら決定し配布資料もこちらで作成します。
昨今はUSBメモリやCD、それにフロッピを使っての引継ぎが主流になってきているのですが、データによる引継ぎというのはなかなか困難が多いのです。

  • 旧役員からフロッピで引き渡しをうけたが新役員のパソコンにはフロッピドライブが無いという事態
  • 旧役員がWord2007でファイルを保存したために新役員がWord2003では開くことが出来ないという事態
  • 前年のデータに今年度のデータを上書きしてしまったために前年度のデータがなくなってしまったという事態
  • 旧役員のパソコン内に自治会の名簿などが消去されずに残っていってしまうという事態
  • パソコン技術に堪能な旧役員がExcelで複雑な関数を使ったために新役員がどこをどう処理すればよいのか分からないという事態

この講座ではこのような事態を少なくするために、まず旧役員向けに引継ぎ書類の作成の講座を開き、新年度になってから新役員向けに引継ぎデータ活用のための講座を開いています。


情報サービス部会に入会した部員はまずアシスタントから経験を積んで、だんだん講師を勤めるようにし、講師デビューする部員にはベテランがアシスタントとしてついてフォローする体制もとって人材を養成しています。部員はそれぞれインターネットやパソコンの資格や指導経験を持っていますが、図書館を拠点として活動するという点を共有する必要があるのでそのための勉強会も開いています。情報サービス部会は、上田市のインターネットやパソコン技術のある市民がその技術を生かして図書館活動を行う拠点になってきていると思っています。