長野県図書館大会で発表

10月30日に飯田市で行われた長野県図書館大会。
「市民協働による図書館運営」という分科会で上田図書館倶楽部の活動を発表しました。

図書館振興財団助成事業(11事業)についても、
事業のねらいや内容、参加者の状況を、写真を多用して作ったパワーポイントデータにより説明しました。


分科会の討議では、公共図書館運営における行政の役割、市民協働のあり方が主たるテーマになりました。

公共図書館である上田情報ライブラリーと共催して
さまざまな図書館サービスを展開している上田図書館倶楽部の発表に対しては次のような質問や発言がありました。

  • 図書館倶楽部はどうして3000円の会費を払うにも関わらず70名の会員を擁しているのか。
  • 行政職員の役割はなにか。
  • 事業が魅力的だからだろうと思うが、それにしても、どうしてこれだけの活動ができるのか。
  • これから図書館建設をするのだが、発表を聞いて市民協働の重要性がわかった。

これに対して以下を答ました。

  • 講座等を受講した人が倶楽部の活動を知り、次は企画する側をやってみたいと入会する例、

倶楽部に興味をもって自主的に訪ねてきてくれる例などがあって70名の会員がいる。

  • 行政職員には、市民の持つ様々な力をうまく図書館サービスに生かすコーディネーターの役割を期待する。
  • 仕事を任されることで市民は面白がって活動を展開してきた。

初めは小さな活動だったが、市民のもつ多彩な力が生かされて次第に活動を拡大した。
企画にあたっては、上田情報ライブラリーの職員も加わり、
上田情報ライブラリーのコンセプトに沿った事業の展開をしている。


会場では、史誌目次データベースのデモンストレーションも行われて、
図書館大会に参加した多くの図書館関係者に、振興財団助成事業のPRをすることができました。